ダイエットの味方!食物繊維の重要性

さて、今回は見落とされがちな食物繊維について書きたいと思います。
食物繊維は非常に重要な成分ですが、日本人の摂取量は低下し続けています。
そこで、食物繊維について学び必要量を積極的に摂取するようにしましょう!

目次

食物繊維とは?

まずは、食物繊維とは何かについてみていきましょう。
日本食物繊維学会によると「人の消化酵素で消化されない食物中の難消化性成分の総体」と定義されており、簡単に言えば、「食べ物に含まれる人間が消化できない成分」のことです。
消化できないと聞くと食べても意味がないと思われるかもしれませんが、消化されないことが非常に大きな役割を果たしているのです。
ちなみに、1950年前後の日本人の1日の食物繊維の平均摂取量は20gを超えていましたが、最近の報告では約14gが平均摂取量となっています。
厚生労働省が推奨している摂取量が男性21g女性18gであることを考えると、現代人には食物繊維が足りていないことがわかると思います。

食物繊維の役割

では、食物繊維にはどんな役割があるのでしょうか。
前提として、食物繊維には、水溶性と不溶性がありそれぞれ役割が異なります。
まず、水溶性の食物繊維は食事として摂取することで、血糖値の急激な上昇を抑えてくれます。
糖質で太る理由が血糖値スパイクと言われるもので、血糖値の急上昇を防ぐことでインスリンの過剰分泌を抑え、脂肪をつきづらくしてくれます。
さらに、コレステロールやナトリウムを吸着し、体外に排出してくれる働きもあるので、血中コレステロール値の低下や高血圧の防止につながります。

不溶性の最も大きな役割は水に溶けないため、便の量を増やしてくれることにあります。
便の量が増えると腸内を刺激して、便秘を改善してくれます。便通の良し悪しはダイエットにとても大事なポイントです!
また、腸内のゴミを絡めとり一緒に排出してくれたり善玉菌の餌になることで、腸内環境が良くなります。
これら以外にも、一日あたり24g以上の摂取で心筋梗塞、脳卒中、2型糖尿病、乳がん、胃がん、大腸がんなどの発症リスク低下が観察されるとの研究報告があり、食物繊維に寄る腸内環境の改善が間接的に様々な健康上のメリットにつながっています。

食物繊維を多く含む食品

最後にどんな食品に食物繊維が含まれるのかを紹介します。
基本的に、穀物、豆、野菜、きのこ、果物、海藻などの植物性の食品に多く含まれます。
その中でも、特に無精製の穀物(オートミールや玄米)やごぼう、キクラゲ、モロヘイヤ、 椎茸、インゲン豆、ひじきや昆布などは多くの食物繊維を含有しています。
詳しく知りたい方は、大塚製薬のHPに食品の食物繊維含有量の表があるのでチェックして見てください!

まとめ

食物繊維について整理してみましたがいかがだったでしょうか?
食物繊維を摂ることでダイエットの成果が出やすくなります。
人間にとって不足すると生きられないという成分ではないため軽視されがちですが、 健康という視点では非常に多くの役割を担っている成分なので、 ぜひ食物繊維を日頃の生活で意識的に摂取するようにしてみてください!

作成者:石田

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