糖質制限ダイエットが与える心臓へのリスク

糖質制限は実はとても危険なダイエット方法だと知っていましたか?
正しく行わないと健康に悪影響を及ぼします。
糖質制限は短期的にはダイエット効果のある食事法で、実際糖質過多の見直しとしてもいい方法ですが、

  • 長すぎる糖質制限の食事
  • 過度に炭水化物を極力摂らない食事法

いきすぎたやり方だと命にかかわります。
糖質を避けると体がストレス、ダメージを受けて炎症が進みます

その結果、心房細動を引き起こし心臓の機能は低下。
過度な糖質で劇的なダイエットで心不全・心筋梗塞になり命を落とす事例も。
因果関係は確証はないですが、原因の一例として研究もされています。

炭水化物は大事!


炭水化物-特に野菜、果物、穀類などの糖質はしっかり取り入れる必要があるのです。

  • 糖質制限をしても痩せなかった
  • 糖質を抜いたら疲れやすくなった

こんなふうに感じたことありませんか?
心当たりのある方は今すぐ糖質制限をやめましょう。放っておくと大変な事態になってしまうかもしれません。

糖質を断つことで体の中で何が起こっているのか。
今回は甘くみてはいけない糖質制限の罠を解説していきます。

目次

●糖質制限ダイエットの悪影響

糖質の徹底的な排除は必要な栄養素も排除することになります。
ファストフード、お菓子、スイーツなどは取り除いても問題ありませんが根菜類、果物、玄米までも食事から取り除いてませんか?
その食事方法では体の機能は低下してしまいます

ビタミンミネラルが足りなくなる。

糖質が多く入っているからと言って野菜、フルーツ、玄米などは避けるべきではありません。
なぜなら体にとって無くてはならないビタミンミネラルがたっぷり含まれてるからです。

現代人はただでさえビタミンミネラル不足。
それらは

  • 炭水化物
  • タンパク質
  • 脂質

エネルギーに変えるのに欠かせない栄養素です。
例えば

  • ビタミンB1は糖質
  • ビタミンB2は脂質
  • ビタミンB6はタンパク質を代謝する

といった具合にビタミンB群の役割は非常に重要です。
他にもビタミンCは皮膚や粘膜の保護、ビタミンAは免疫維持などそれぞれに重要な役割があります。

これらは根菜類や果物にも多く含まれています
マグネシウム、亜鉛などのミネラル類は精製されてない玄米、全粒粉から摂取可能です。

ビタミンミネラルのお陰で私たちの体は毎日恒常性を保っていられるのにそれをブロックしてしまうのはかなり危険な行為です。

『食べられない』というストレス

糖質を摂ってはいけない!
という我慢がメンタルや体の細胞を蝕んでいきます。

強いストレスは体に活性酸素をもたらします。
一定量の活性酸素は殺菌作用、ウイルス撃退などの役割がありますが、多く発生すれば自身の細胞を攻撃し体を酸化させてしまいます。

  • ご飯を食べるのが好き
  • 必ず甘いものを食べる
  • 外食が多い

こういう方は糖質制限に対して特に大きなストレスを感じることでしょう。

  • 糖質を食べてはいけない。
  • 我慢しなければいけない。

それらの欲求を長期間抑え込もうとすれば活性酸素が増え、あなたの細胞を劣化させていくのです。

ストレスに抗えない体の完成

ビタミンミネラルが枯渇し、絶えずストレスの影響を受けているとストレスに立ち向かえない体になってしまいます。

活性酸素の増加を防ぐためには抗酸化作用のあるものが求められます。
しかしそれらは炭水化物に分類されがちな根菜類とフルーツに含まれているのです。
抗酸化作用が強いとされているの栄養素はビタミンE。カボチャ、さつまいも、ブルーベリーなどです。

糖質制限を意識している人がこれらのものを食べようと考えるでしょうか?
これらの野菜や果物を食べないと私たちは外敵に抗うパワーを失い抵抗力、免疫力が下がってしまうのです。

●心臓の機能が低下を起こすリスク

細胞が酸化し抵抗力を失った体に起こること

それは臓器、血管の劣化です。

酸化ストレスを受けていると心房細動になる確率が高まります。
心房細動とは不正脈の一種で心臓の心房部分が小刻みに震え、痙攣のように動く状態です。

酸化ストレスに加えて喫煙、飲酒、睡眠不足、老化が主な原因とされています。
心房細動になると血液を全身に送り出すのが困難になり、命を落とすレベルの大きな病気へと繋がっていきます。

  • 心筋障害から起こる心臓病
  • 心房細動が頻発すると心筋障害になり
  • 心不全、心筋梗塞を引き起こし最悪の場合死に至ます。

心筋障害になると心臓のポンプ機能が正しく作動されず心臓の筋力は落ちてしまうので心不全、心筋梗塞といった病気になるのです。
心不全、心筋梗塞を免れたとしても心臓が正常に動かないため血液は滞留します。

溜まった血は血栓となり詰まってしまうと脳梗塞に繋がる危険性も!
心臓の筋肉が弱っていくことが心臓病のリスクを爆上げし、他の病気を誘発するきっかけにもなっているのです。

心臓と腎臓

心機能低下により血の巡りが悪くなるとそれに伴い腎臓の機能も低下すると言われています。

心臓のポンプ機能が弱まると血圧は上昇。
高血圧が続くと、腎臓の血管で動脈硬化が起こります。

腎臓の血管はとても細いので、動脈硬化が起これば血液の通り道が狭くなり、血液の流れる量が減少します。
血液が十分に行き渡らなくなると腎臓の働きが急激に鈍くなり腎不全になります。

動脈硬化で事態は更に悪化

高血圧になれば腎臓に限らずどこで動脈硬化が起こっても不思議ではありません。
動脈硬化は血管の内側が損傷することで起こり、血管が盛り上がったり繊維化する状態です。

硬くなった血管に圧力がかかり続けると狭心症、あるいは血管が破裂し脳出血といった病気になります。

ガチガチになってしまった血管を元に戻すことは不可能。
そうならないように気をつけるしかありません。
これらのことから心機能の低下は血管をも傷つけ命に関わる病気のリスクを引き上げしまうのです。

まとめ

過度な糖質制限で身体に代償を負わせない

  • ビタミン、ミネラルの不足
  • ストレスの増長
  • 抗酸化力の低下
  • 内臓機能、血管の劣化

ビタミンやミネラルも補給出来る良質な炭水化物や果糖などを取るのがオススメです!

作成者:沖田

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